塚原石産興業株式会社

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石灰石とは

「石灰岩」という名前を聞いたことがあるでしょうか。 石灰岩は炭酸カルシウム(CaCO3)を50%以上含む堆積岩で、 鉱業的に資源として取り扱う場合　その鉱石名を「石灰石」と呼んでいます。 日本列島には高品位の（純度が高い）石灰石鉱床が点在しており、 海外に頼らず国内自給の可能な貴重な鉱物資源として認識されています。 石灰石は何億年という歳月をかけてつくられ、 人類の文明とともに歩んできた重要な建築材料として古くから利用されています。 エジプトのピラミッド、ギリシャ・ローマの建築物が石灰石でつくられていることは有名ですが、 現在ではセメント・化学工業の原料、鉄鋼、土木建築、公害防止、農業、食品製造などに 広く使用されており　生活になくてはならない貴重な資源です。 わたしたちはこの石灰石を　社会インフラを構成する骨格素材「骨材」として製造・販売しています。 石灰石から成る骨材によって、アルカリ骨材反応のない高品質なコンクリートを製造することができ 近年の大型・公共構造物等の建設時に高いニーズがあります。

石灰石鉱山とは

鉱業法に基づき、石灰石を安全・合理的に開発することが 経済産業省より認可された事業所が「石灰石鉱山」です。 わたしたちが施業する「釜無鉱山」「大芝鉱山」の石灰石は 約2億年前に形成された岩盤より採掘されます。 岩盤の中に眠る石灰石を骨材として製品化する事は、容易ではありません。 資源賦存の状況を調査・測量し、安全かつ合理的な採掘計画を策定、 採鉱（採掘すること）から選鉱（鉱物を製品化するために破砕・選別すること）に至るまで 鉱山保安法によって規定される水質汚濁・粉塵・騒音・環境保全（緑化）などの 厳しい基準をクリアし、計画が認可されて初めて、石灰石資源を骨材化することができるのです。 また採掘においては露天採掘での階段式採掘法（ベンチカット工法）を採用し、 計画的かつ安全な切羽（採掘場）・残壁（採掘が完了した斜面）を構成し、 鉱害・公害の防止、保安に日々努めています。

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